【初節句の両親への内祝い】知識とマナー

【初節句の両親への内祝い】知識とマナー


初節句の両親へのお返しはどうする?

― 感謝を伝える内祝いとお食事会のかたち ―


赤ちゃんの初めての節句。おじいちゃん・おばあちゃんにとっても、愛おしい孫の健やかな成長を願う、特別な一日になります。
初節句には、両親(祖父母)からお祝いをいただくことも多く、そのお返しについて悩まれる方も少なくありません。

この記事では、初節句のお祝いに対する両親へのお返しの考え方や、お食事会の開き方・贈り物の選び方について、やさしく丁寧にご紹介します。
 



■ 両親へのお返しは必要?


まず知っておきたいのは、両親(祖父母)に対しての初節句のお返しは、**「必ずしなければならないものではない」**ということ。
多くのご家庭では「お返しは不要」と考えてくださる場合がほとんどです。


ただし、お祝いとして雛人形や五月人形を贈っていただいた場合や、お金や品物での贈り物をいただいた場合などには、
「ありがとう」の気持ちを形にしてお返しするのが、さりげなくて気持ちのよい心づかいになります。



■ お返しの方法はいろいろ

両親へのお返しには、品物でのお礼に限らず、お食事会へのご招待など、柔らかな方法で気持ちを伝えるのもおすすめです。

① お食事会を開く

  • 節句当日や前後に、家族そろっての食事の場を設けるのは、とても喜ばれます。

  • 自宅で手料理でも、外食でもOK。形式ばらず、孫の可愛い様子を一緒に楽しむ時間がいちばんのお礼に。

食事会の場では、手土産代わりに菓子折りやちょっとした記念品を用意するとさらに丁寧です。



② 品物でお返しをする

  • 金額の目安は、いただいた金額や贈り物の3分の1~半額程度を目安に。

  • 両親の好みに合わせて、実用的な品や、一緒に楽しめるグルメギフトなどもおすすめ。

例:

  • 季節の和菓子詰め合わせ

  • 高級フルーツやカタログギフト

  • お孫さんの写真付きギフト(フォトフレームやオリジナルマグなど)




■ のしや表書きのマナー

両親に対する内祝いにも、きちんとした形で感謝を伝える場合はのしをつけて贈るのが良いでしょう。

  • 水引:紅白の蝶結び

  • 表書き:「初節句内祝」や「内祝」

  • 名前:お子さまの名前(ふりがなを添えて)

ナチュラルな雰囲気を大切にする場合は、包装やのしもやわらかい色調や紙質を選ぶと印象がやさしくなります。




■ メッセージを添えて心を伝える

一言添えるだけでも、心のこもったやりとりになります。

✉ 例文:
「このたびは○○の初節句に際し、素敵なお祝いをありがとうございました。
元気に成長する姿を、これからも見守っていただけるとうれしいです。
ささやかですが内祝いの品をお贈りさせていただきます。」

写真や、節句の飾りの様子を載せたカードやお手紙なども添えると、両親にとっても宝物のような贈り物になります。



■ まとめ

初節句は、お子さまだけでなく、家族にとっての節目の一日。
両親へのお返しも、堅苦しいルールにとらわれすぎず、感謝の気持ちをやさしく届けることがいちばん大切です。

お食事会での団らんや、心を込めた品物を添えて、
「ありがとう」と「これからもよろしくね」が伝わる、あたたかな内祝いになりますように。


ブログに戻る