おもてなしとお土産

おもてなしとお土産

出産やお宮参り、初節句や七五三。さまざまなお祝いがある中で、親族と食事会をひらくこともあると思います。昔は親族が揃い一緒に頂くことが縁起担ぎにもなるとして、大人数でお祝いのお食事会をすることが一般的でした。
今では、ライフスタイルの変化と共に、ご自宅での会食ではなく、レストランなどを予約したり、少人数の会食でお祝いするケースが主流になっていますが、そうしたお食事会では特に親しい間柄で集まることも多くなります。

「親しき中に礼儀あり」と言うように、その分、相手からの心からのお祝いもひとしおのことでしょう。そうした心遣いに主催者側としてお返しできるよう、お祝いで迎える側のマナーなどを少しおさらいしておきましょう。

 

おもてなし

お土産

お 土 産

お祝いの場では、儀式内祝いとは別に、ほとんどの方が手土産を持参してくださいます。久しぶりにお会いされる方がいる場合も含め、親しい間柄でも「おもてなし」の一貫として、準備しておくのが無難だと感じています。必ずというわけではありませんが「用意するのがマナー」とされる地域もあります。両家のやり方とお祝いの形式を考えながら準備しておきましょう。

昔は母方の実家が赤ちゃんの着物などを準備し、父方の実家が食事会を開くのが一般的だったので、食事会を開いた際には両家へ手土産としてお赤飯や紅白まんじゅうなどを渡します。現在でも、食事会自体がお礼になるという考え方もあります。祖父母がお宮参りに参列し、食事会をしない場合は、感謝を込めて、必ず手土産を用意したほうがよいでしょう。
 

【手土産を用意したほうが良い場合】

・遠方から来ていただいたとき
お宮参りの場所から遠く離れた地域から来てもらうときも手土産を用意することが望ましいです。場合によっては交通費や宿泊費もかかるため、お金の負担はバランスをとる必要があります。

・高額なお祝いの品や着物をお祝いとしていただいとき
高額な物をいただいたときは、親子の仲であってもお返しをしたいと考えるママパパもいることでしょう。手土産を用意するほか、内祝いとして品物を贈るパターンでも構いません。礼は尽くしましょう。
 
手土産として一般的なのは、季節の和菓子などです。例えば、桃の節句だと「桜餅」や「ひなあられ」。端午の節句は「柏餅」や「ちまき」が定番です。他には紅白饅頭や赤飯などの縁起よいものを用意すると良いでしょう。 お祝い返しとは違い、保存期間や金額などは気にしなくてよいです。

お 祝 い 返 し

【お祝い返し】は悩む方も多いと思います。最近は「いらない」という方もおられますが、感謝を形にしたものですので、気を使われない程度にはお返ししましょう。
また会食を開く場合は、お返しの意味にもなります。食事会を開かない場合は、いただいた雛人形やお祝いの「3分の1程度」の額を目安とされている所もありますが、近年は「半返し」が基本と言われています。

高価な物や目上の方からいただいた場合は、無理をせず、できる範囲でお返ししましょう。

 

会食を開く場合➡お祝い返しになる 会食を開かない場合➡お品物を贈る

【 お祝い返しNG集 】

 

●刃物やはさみ ➡「切れる」
●手巾(ハンカチ)➡ 涙を連想させる
●日本茶・緑茶 ➡ 香典返しに用いることが多いことから
●割れ物(ガラスや陶器)
●下着・靴下
●食べ物の場合、相手の嫌いな物・相手にアレルギーがあるもの
●熨斗が無い。
●ご挨拶状やメッセージがない。
●贈るのが遅い。贈り忘れ。
 (一か月以内には必ず届くようにしましょう)

 

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