結婚は人生の大きな節目。そんなおふたりの門出に贈るプレゼントには、心からの祝福とともに、ちょっとしたマナーや気配りが求められます。大切な気持ちがきちんと伝わるように、基本的なマナーを確認しておきましょう。
1. 贈るタイミングに注意
結婚祝いは、挙式の1〜2ヶ月前から1週間前までに贈るのが基本。挙式当日はご祝儀のみを持参するのが一般的です。式を行わない場合でも、入籍や報告を受けたタイミングから1ヶ月以内が望ましいとされています。おふたりの予定に配慮しながら、最適なタイミングで届けましょう。
2. のし・包装のマナー
のし紙は紅白の「結び切り」が結婚祝いの定番。表書きには「寿」や「御結婚御祝」と記し、贈り主の名前も忘れずに。包装は清潔感のある落ち着いた色合いのものが好印象。贈る側の丁寧な心遣いが伝わるよう、外見にも気を配りましょう。
3. タブーな品物に気をつける
お祝いに不向きとされる品もあるため要注意。刃物やハサミは「縁を切る」と連想され、櫛(くし)は「苦」「死」に通じる語感から避けられています。宗教や地域の風習に配慮するのも大切です。不安な場合は、縁起の良い定番ギフトを選ぶのがおすすめです。
4. 贈る相手に合わせた心配り
新生活で役立つ実用的なアイテムや、夫婦で使えるペアグッズなど、ふたりの暮らしに合ったものを選ぶと喜ばれます。好みに寄り添った贈り物は、祝福の気持ちがより深く伝わります。高価すぎず気軽に受け取れるもの、持ち帰りやすいサイズ感もポイントです。
おわりに
マナーを押さえつつ、相手を思いやる気持ちが何よりの贈り物になります。おふたりの新しい門出に、そっと寄り添うようなギフトを選んでみてはいかがでしょうか。丁寧に選んだ贈り物は、きっと心に残る一品になるはずです。