二十四節気 第18番【霜降】そうこう

二十四節気 第18番【霜降】そうこう

二十四節気 第18番【霜降】(そうこう)

季節は晩秋。
秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できます。初霜もこのころで、山は徐々に紅葉で彩られていきます。 
そろそろ冬物を新調したり、暖房器具の準備を始めたりと私たちの生活も季節の移り変わりを感じるタイミングです。

それでは、【霜降】の時期の行事やイベントをご紹介いたします。

 

1.酉の市(11月の酉の日)

 ◆酉の市の由来・歴史
 ◆なぜ熊手が縁起物として扱われているの?
 ◆熊手の選び方・買い方・飾り方

2.文化の日(11月3日) 

 ◆文化の日には何をする?

 

3.ハロウィーン(10月31日) 

 ◆メキシコの「死者の日」
 ◆イタリアの「死者の日」
 ◆日本のハロウィン
 ◆ハロウィンで仮装するのはなぜ?
 ◆「トリック・オア・トリート!」とは?
 ◆
ジャック・オー・ランタン


ひと雨降るごとに気温は下がり冬へと近づきますが、晴れてさえいれば過ごしやすい日となります。秋祭りをはじめ、全国各地さまざまなイベントが多い時期にもなります。来月には年末の行事と言われる「酉の市」もはじまり、暦の上では「立冬」、冬を迎えます。季節の節目として体調管理に気を付け、おもいっきり今年の秋を楽しみましょう。

 

 

 

1.酉の市(とりのいち) 

酉の市は、酉の市は毎年11月の「酉の日」に大鳥神社(鷲大)など、酉にまつわる神社寺院で開催される縁日・年中行事です。
多くの露店で威勢よく手締めして「縁起熊手」を売る賑わいは年末の風物詩としても知られ、テレビで見たことのある方も多いと思います。

 

 

 

 

◆酉の市の由来・歴史 
 

大鷲神社の秋の収穫祭を起源とし、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭神とする大鷲神社の酉の祭(とりのまち)がはじまりと言われています。

大鷲神社では天日鷲命(あめのひわしのみこと)日本武尊をお祀りした神社であり、御祭神でもある日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の 勝ち戦を祝い、松の木に熊手をかけてお礼の祭りをし、その日が11月の酉の日だったことから、酉の日が神社の祭礼日となり、酉の市として11月の酉の日には現在でも賑わいを見せています。

現在は「酉の市」と広く知られていますが、正しくは「酉の祭(トリノマチ)」と呼ばれた神祭の日。「酉の日」とは、十千・十二支(じっかん・じゅうにし)を日にちに当てはめたもので、十二支の酉にあたる日となり、12日ごとに巡ってきます。酉の市は元々、酉の祭(とりのまち)として開催され、祭りに市(市場)が開かれていったことから、マチ→イチと変じたものとされています。

二の酉までしかない年と三の酉まである年があるのは、暦の巡りで酉の日が2回ある年と3回ある年があるためです。三の酉まである年は火事が多いと言われ、火の用心につとめる風習が残ります。

 

◆なぜ熊手が縁起物として扱われているの?

日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の勝ち戦を祝い松の木に熊手をかけてお礼の祭りをしたことが由縁となりますが、秋の収穫祭とも重なり、収穫物をかき集めたりするのに使う農具として、「かき集める」という機能から「運や縁をかき集める」という意味とし、年の無事に感謝し、来る年の幸を願います。

これまでは、商売繁盛を願う自営業や経営者が中心の縁起物として賑わっていましたが、最近は商売繁盛だけではなく「恋愛成就・家内安全」などの願いを込めた熊手も売られているため、一般の人も参加し新たな賑わいを見せています

◆熊手の選び方・買い方・飾り方


酉の市の縁起熊手には、
縁起物がたくさん付いています。
お多福、鶴、亀、大入り袋、打出の小槌、鯛、米俵、大黒様、大判小判、宝船、巻物、松竹梅、福笹など組み合わせやサイズも様々なので、自分の目的に合ったモチーフや但し書きで選びます。初めて買う場合は、小さいサイズから購入し、毎年同じ店で前回より一回り大きなものを買うのが良いとされています

 

  

 

酉の市の特徴としてのひとつが、値札が付いていないこと。
購入したい熊手が見つかったら、まず値段を聞いてみましょう。
そして、値切ります。支払う際は最初に聞いた金額を支払い、値切った分はご祝儀としてお店に置いていくのが、粋な買い方とされています。
酉の市ならではの楽しみ方として、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
熊手を買うと、お店の方が威勢よく三本締めをしてくれます。

 

 
持ち帰る際は、正面を前に向けて、高く掲げて歩きます。
お家やお店など飾る場所は、
・目線よりも高い位置
・玄関や神棚などの高い場所

玄関の場合は、良い運気が入り込むよう出入り口に向けて飾ります。


 



 
酉の市は主に、関東中心のお祭りですが、最近では名古屋や大阪などでも開催される神社があります。その土地柄によってお祭りの雰囲気も違うので、そのエリアごとの良さを味わうことができますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。
 

 

 

2.文化の日

毎年11月3日に祝われる国民の祝日です。

文化の日は、1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことが由来となり、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という日本国憲法の趣旨から1948年に制定された祝日です。もともと11月3日は、明治天皇の誕生日にあたる「明治節」であり祝日でした。第二次世界大戦終了後、GHQ(連合国軍隊総司令部)は「明治節」の廃止を検討しますが、「この日をいつまでも残しておきたい」と考えていた日本政府は新憲法の公布に合わせて11月3日を文化の日として祝日にしたそうです。

 


  

 

◆文化の日には何をする?◆
 

文化の日には、文化勲章や各褒章の授与式や文化庁主催の芸術祭が行われるほか、市区町村でもさまざまな文化にまつわるイベントがさまざま開催されます。中には、入場料を無料にしている博物館や美術館もあります。最近では自然のロケーションを利用した野外展示のアート作品の芸術祭も開催しています。

紅葉が徐々に始まる最中、
日本の多様な文化と共に晴れた日は過ごしやすい気候となりますので、お出かけも楽しめそうですね。 

 


3.ハロウィン

毎年10月31日に行われる祭りのハロウィンは、世界各地で親しまれているイベントのひとつです。日本のハロウィンでは、カボチャをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装やコスプレをしたりして楽しむ秋の風物詩として定着しつつあり、今ではクリスマスと並ぶほどの賑わいを見せるイベントとなりました。

ハロウィンは日本の文化ではないですが、秋イベントとして私たちの生活には欠かせない楽しみとなりましたので、ハロウィンについて知ってより楽しんでいただけるよう、今回は深堀りしてご紹介しております。 

 

 
ハロウィンはもともと古代ケルトの宗教的なお祭り「サウィン(Samhain)」が起源だといわれ、サウィンは「夏の終わり」を意味します。元来の文化としては、ケルトの暦でこの日、10月31日は秋の収穫を祝うと共に、1年の終わりの日として迎えられました。また、夏と冬の境目となるこの頃は現世と来世の境界が曖昧になり、死者の魂が家族のもとへ戻ってくる日としても信じられていました。言わば、日本で言う収穫祭と大晦日、お彼岸を合わせたような行事です。
その後に、歴史の中でキリスト教文化に吸収され、10月31日をお祭りとする風習は残り続け、現在に伝わるハロウィンへと変化しました。

キリスト教では、ハロウィンの翌日は(11月1日)「諸聖人の日(万聖節)」という祝日にあたります。「諸聖人の日」は、キリスト教におけるすべての聖人を記念する日です。

ハロウィンは英語で「Halloween」とつづりますが、「Hallow」とは聖人を意味する言葉で、ハロウィンの翌日の11月1日は「諸聖人の日」▶All Hallows' Day となり、前夜である10月31日は▶All Hallows' Evening(Eve)となります。
これが訛って短くなり、「Halloween」といわれるようになったと言われてます。

キリスト教圏に進出したハロウィンですが、本来、古代ケルト文化のひとつであり、キリスト教由来のイベントではないことから、キリスト教では宗教的な意味合いは持たない単なるイベントのひとつとして扱われています。
 
 
 

世界の様々なハロウィン
 

多くの国で楽しまれ、それぞれの国の文化と融合して独自の発展を遂げているのがハロウィンの特徴と言われます。
古代ケルト人が住んでいたアイルランドでは今日でも伝統的なお祝いが続きながらも、風習を色濃く残す地域では、お化け屋敷や怪物の舞踏会などで観光客を集めるイベントとして人気であり、更に賑わいを見せる都市部では毎年、世界最大級のハロウィンカーニバルのパレードが催されています。


また、同じ日に行われる世界的に有名な行事にメキシコの「死者の日」があります。
 
 
 
 
 

◆メキシコの死者の日◆ 

メキシコの死者の日は10月31日を前夜祭として、11月1日子どもの魂が帰る日。11月2日大人の魂が帰る日として、3日間にわたり祭りが開かれます。
日本でいえば「お盆」のような行事で、とても大切な行事として知られ、2008年にはユネスコ無形文化遺産として登録されました
死者の日の起源は2500年以上も前に遡ります。死者の日には故人の魂がこの世に帰ると信じられており、そうした由来はメキシコの原住民に伝わる歴史的背景が色濃く影響した行事といえます。
 
そして、死者の日が近づくと、メキシコでは至る所にカラフルな切り紙の旗「パペルピカド」が飾られ、ガイコツの人形が飾られ、家庭や街には赤いケイトウやオレンジ色のマリーゴールドの花で溢れかえります。
 
 


 
 
マリーゴールドは、メキシコを原産とした鮮やかなオレンジ色の花でメキシコにとって特別な意味を持っています。
古代メキシコにて栄えたアステカ文明(1428~1521年頃)では、太陽を神として崇めていました。その姿が太陽に似たマリーゴールドは、治療薬やお守りとして不思議なパワーがあると重宝されてきました。死者の日には「あの世とこの世を結び、故人の魂が迷わず帰ってこれる道しるべ」としての役割を果たすと信じられています。
 
 
 
その他にオレンジやレモンなどのフルーツで彩られた「オフレンダ」といわれる祭壇が用意され、死者の魂を迎える準備が始まります。
「オフレンダ」は各家庭の玄関や庭だけでなく、店先や広場、レストラン、あらゆるところに設けられます。そのため、「死者の日」には様々な場所で写真を目にします。


オフレンダに写真を飾ることはメキシコ人にとって大切な意味があり、死後、写真が飾られない、語り継がれない、人々の記憶から消えていくことを「第二の死」ととらえます。
メキシコの生死感として「生の延長線上にある死」という考え方があります。(死を受け入れ、生を存分に楽しむといった死生観はラテン系民族の特徴と言えます。)映画『リメンバー・ミー』で(一躍有名になった「死者の日」ですが、)本編のメッセージにあったように「怖いのは死ではない、忘れ去られること」であり、「大切なのは故人を思い出すこと」と言うように、「第二の死」を迎えさせないように、語り継いでいくものとしています。
 
 
 
 
死者の日は、死者とともに明るく楽しいひと時を過ごし、祭りを終えた後には死者が満足して死者の国へと帰れるように祈る日となります。
当日、故人の親族はお墓の前で食事を楽しみ、楽器を演奏したり踊ったり、それぞれ死者との交流を楽しむのがメキシコ流。メキシコの死生観にあるように「死=永遠の別れ」という考え方ではないので、メキシコでは、お葬式も明るい雰囲気で行われるのが特徴です。

死者の日の特別な食べ物も多く、「Pan de Muerto(=死者パン)」と呼ばれる大きな菓子パンや、ガイコツをかたどったカラフルな砂糖菓子(シュガー・スカル)などが店頭や屋台に並びます。メキシコの明るい気質からガイコツと言ってもまったく怖さはなくカラフルでハッピー。
メキシコらしい色や柄に魅了される人も多く、「死者の日」の文化にはメキシコらしい陽気な魅力が詰まった行事と言えます。
 
 
 
  

◆イタリアの「死者の日」◆ 

 
イタリアでも同じ頃、「死者の日」日として故人を偲ぶ日として大切にされています。
11月1日を「諸聖人の日」、11月2日を死者の日とし、この日には多くの人が教会へ出かけ墓参りをすると言ったような、日本のお彼岸のような風習です。

また、この時期ならではの郷土料理も数多く、特にスイーツの類はお供え物として捧げられることも多いです。
一般的な菓子は、「死者の骨」と直訳される「Ossa dei Morti(オッサ・デイ・モルティ)」というビスケット。「死者のパン」という意味の「Pane dei Morti(パーネ・デイ・モルティ)」はカカオパウダーを混ぜ込んだ小判型のクッキーや、南イタリア地方ではフルーツをかたどった「Frutta Martorana(フルッタ・マルトラーナ)」というマジパンのお菓子は日持ちするお供え物として定番です。
 




◆日本のハロウィン◆

 

今や日本では、クリスマスと肩を並べる存在となりつつあるハロウィン。

1970年代に玩具・雑貨店「キデイランド原宿店」が季節のイベントとして、ハロウィングッズの販売に注力し、昭和58(1983)年には、販売促進の目的でハロウィンパレードを開催したのが、日本で最初に行われたハロウィンパレードだといわれています。
当時の日本ではハロウィンの認知度が低くかったが、(997年には東京ディズニーランド®がハロウィン仮装パレードをアトラクションに取り入れるなどして認知度が急速に高まり、子どもと大人が一緒に楽しめるイベントとして全国に定着していきました。2000年代後半ごろから、東京の渋谷駅周辺に仮装して集まる渋谷スクランブル交差点を練り歩く「渋谷ハロウィン」が盛り上がりを見せ、2010年代には外国人観光客にも人気の巨大ハロウィンイベントとなりました。
しかし、加熱化すると共に、群衆による破壊行為やゴミの散乱などが問題視され、近年では渋谷駅周辺での夜間の路上飲酒は禁止され、ハロウィン目的で渋谷に来ることも自粛するよう呼びかけられています。

 



その他に、ハロウィンの楽しみ方として、近年日本で親しまれているホラー風に装飾してホームパーティーを開催したり、仮装をして楽んだりするハロウィンは、アメリカから伝わった楽しみ方です。


◆ハロウィンで仮装するのはなぜ?◆ 

近年では、イベント時期になると、大人だけでなくお子さまやペットなど、さまざまなコスプレをして写真撮影をし、思い出に残したり、SNSに投稿したりすることがおなじみの楽しみ方となりました。 
 



ハロウィンの仮装は、宗教的なお祭りとして行われていた時代から続く風習のひとつです。

古代ケルトの宗教的なお祭り「サウィン(Samhain)」が、10月31日に死後の世界との扉が開き、先祖の霊が家族に会いに現世へ戻ってくると考えられていたと記載しましたが、その日には先祖の霊だけでなく、悪魔や魔女、さまよえる魂などもやってくると信じられていました。悪霊やモンスターは作物を荒らし、人間の子どもに悪さをするなど、災いをもたらすとされていました。そこで、人々はそれらと同じ格好に扮装して仲間だと思わせることで身を守りました。これが仮装の始まりで、魔女や悪霊の仮装やメイクは現代でも定番のスタイルとなっています。

近年では魔女やモンスターなどの定番キャラクターの他に、アニメやゲームの登場人物、有名な芸能人の仮装も多く、毎年生まれる新たなアイディアがハロウィンを大きく盛り上げています。

  


◆「トリック・オア・トリート!」-Trick or Treat!-◆


日本語に訳すと「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」という意味で、ハロウィン合言葉のような言葉になります。
海外では、ハロウィンに子供たちがキャンディやお菓子を貰うために近隣のお家のドアをノックし、声を揃えて「トリック・オア・トリート!」と言ってお菓子をもらうのが一般的な楽しみ方。

ケルトの古い風習で、死者が天国に行けるよう祈りを捧げるために「ソウルケーキ」を用意していたのが由来と言われています。このソウルケーキがないと死者の魂は現世をさまようことになってしまうので、「ケーキをくれないと天国に行けないよ!」から「トリック・オア・トリート!」が発生したと言われています。

日本ではあまり馴染みはありませんが、ハロウィンでコスプレをする機がありましたら、ぜひ友達やご家族でおうちの中ででもアメリカンスタイルを楽しんでみるといいかもしれません。

 



◆カボチャをくりぬいて作る
「ジャック・オー・ランタン」◆ 

 
ジャック・オ・ランタン(Jack o'lantern)は元々、魔除けのためのアイテムとして飾られました。
古代ケルト人はジャック・オ・ランタンを飾っておくことで悪霊が家に寄り付かなくなると考えていました。 また、先祖たちの霊が、迷わず家に戻るための案内役でもあったとされています。言わば、日本でいう盆提灯のような役割です。

「ジャック・オ・ランタン」を日本語に訳すと「ジャックの灯り」になります。ジャックはアイルランドの民話に登場する「ケチなジャック」の物語に由来します。

「ケチなジャック」の物語では、悪事を働いたジャックが悪魔を騙して財布にとじこめ、逃がす代わりに、たましいをとらないことを約束させます。
死後は天国にも地獄にも受け入れられず、天国と地獄のはざまをさまようジャックに悪魔は情けをかけ、カブのランタンをともすための燃えさしを与えたとされています。
ハロウィンがアメリカに伝わった当時、現地ではカブよりもカボチャのほうが手に入りやすかったという理由で、カボチャの「ジャック・オ・ランタン」が定着しています。



ハロウィンは季節の節目のタイミングでもありますので、世界各地でそれぞれの文化と混ざり合い、たくさんの楽しみ方があります。今年はどんな風に楽しもうかな?そんな奥行のある文化なので、食卓も賑わいそうですね。

 




【寒露】の七十二候では下記のように表されています。


初候
第五十二候< 霜始降 ーしもはじめてふるー >


秋が深まり、山里などで草木や地面に霜が初めて降りるころ。


  

次候
第五十三候<霎時施ーこさめときどきふるー> 


この季節の霎(こさめ)は秋雨のようにしとしと降る雨ではなくサッと降って止む通り雨のような雨。「時雨(しぐれ)」と言われます。秋は雨が降るごとに気温が1度下がると言われるほど、季節が益々深まります。


 

末候
第五十四候<楓蔦黄(もみじつたきばむ)>

 

楓(かえで)や蔦(つた)が黄葉する頃。 

秋が深まり植物が高地や北国から次第に色づいていきます。

秋が深まり植物が高地や北国から次第に色づいていきます。


赤や黄色、多彩な表情を魅せる紅葉。
「もみじ」は、もともとは「もみづ」と言われ、 色を揉み出すように染色したことが語源となっています。 葉の一枚一枚の豊かな色合いは、人の心を魅了します。秋晴れ時には外に出て、美しい日本の秋をたしなんでリフレッシュしたいものですね。
 

 
次節は冬のはじまり。
【立冬(りっとう)】を迎えます。暦の上では冬を迎えます。
季節の変わり目となり、体調を崩しやすい時期。食欲の秋といわれるように自然の恵みをしっかり取り入れて、これから迎える冬に備えましょう。

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