2023年2月19日~3月5日
二十四節気 第2番目 雨水(うすい)
降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃。
山に積もっていた雪はゆっくりと解け出し、大地を潤します。
まだ雪深い地域もありますが、厳しい寒さが和らぎ、暖かな雨が降ることで雪解けが始まります。凍っていた大地が目覚め、草木が芽生える時。
雪解け水で土が潤い始めるため、農耕の準備を始める目安とされました。
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また、3月3日には五節句のひとつ「上巳(じょうし)の節句」こと、桃の節句があります。
お雛様をお飾りするのは、「節分」で鬼を祓い終えた後「立春」を迎え、「雨水」の頃までに飾るのが良いといわれています。
*「桃の節句」の詳しいご紹介は【桃の節句の習わし】にて投稿いたします。
それでは【雨水】の頃の行事をご紹介いたします。
◆桃の節句◆
五節句の一つでもある「上巳の節句(じょうしのせっく)」は3月3日にあたり、桃が咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われています。
お雛様を飾ること
お雛様を飾るのは、厄災・厄病を身代わりとして引き受けてもらうためとも言われ、女の子を持つご家族が、成長と幸福を祈る気持ちで飾ります。その思いが今日のお祝い文化となりました。雛人形は何歳になっても飾られる女性のお守りでもあり、女児だけでなく、全ての女性がお雛様を飾ったり、季節のお飾りとしてもお楽しみいただけます。
お祝い「ひなまつり」
この日、女児のいるご家庭では「ひなまつり」として、健やかな成長と幸福を祈り、お祝いをします。お祝いの席では、ちらし寿司やハマグリのお吸い物、ひなあられ、桜餅、白酒などの祝い食を用意します。
お節句は季節の節目の日として、お祝いをするだけでなく、あらためて家族や自分自身の身体を気遣ったり、生活を見直すタイミングにもなります。
心身共に整えるタイミングとして過ごしましょう。
◆三寒四温(さんかんしおん)◆
「三寒四温(さんかんしおん)」は冬の季語になりますが、それを体感するのは春の時期。
<寒い日が三日ほど続くと、その後四日間くらいは暖かい日が続く>という意味で、そうした日を繰り返し、徐々に暖かい日が多くなり、春へ、夏へと向かっていくのです。
また、朝晩の気温差や、気温の変化が激しい春ならでは、「春一番」「寒の戻り」など、季節の区切りや気候に関係する表現が残るのも特徴です。
◆祝日◆
2月23日天皇誕生日
2019年(令和元年)5月1日に上皇陛下が退位され、今上天皇が即位されました。天皇誕生日は文字どおり天皇陛下の誕生日であり、国民の祝日に関する法律で国民の祝日の一つに定められています。
「祝日」と「祭日」の違いとは?
【祝日】と【祭日】の違いを気にかけている方は少ないかと思いますので、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
【祝日】は法律で定められた休日
【祭日】はかつて宗教儀礼を行っていた日
日本の祝・祭日は以下の通りになります。
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【雨水】の頃の七十二候では下記のように表されています。
初候 第4候
<土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)>
2023年2月19日~2月23日頃
冷たい雪が暖かい春の雨に代わり、大地に潤いをあたえる頃。寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚めます。
次候 第5候
<霞始靆(かすみはじめてたなびく)>
2023年2月24日~2月28日頃
次候 第6候
<草木萠動(そうもくめばえいずる)>
2023年3月1日~3月5日頃
朝日を浴びた山々で霞がたなびき始める頃。
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