伝統とアートのコラボレーション
「Atelier(アトリエ)」の第2弾として「三橋遵のこいのぼり」を販売を開始しました。
日本の伝統文化である鯉のぼりとアートと融合させ、染色作家・三橋遵と共同で開発取り組み、新しい鯉のぼりが完成しました。
三橋遵の柔らかな色彩温もりのある画風により、伝統を踏まえながらも鯉のぼりに、これまでにない新しい価値を生み出しました。
まるで作品から飛び出したような、カラフルで温もりを感じる鯉のぼりです。
柔らかなカーブでふっくらと温もりのある鯉のぼり
鯉のぼりらしい形はしているのですが、背びれをなくしたりシンプルに仕上ながらも、やわらかなカーブや大きな尾びれが特徴の個性的なフォルムが魅力です。
しっぽをミシンでたたくことで、お腹に空気が溜まりやすく、泳ぐときにふっくらとした特徴的な形が出やすい工夫をしています。
伝統を踏まえながらも現代的な鯉のぼり
三橋遵の作品の魅力のモダンでありながらも和を感じるモチーフや色遣いにより、伝統を踏まえながらも、モダンな鯉のぼりが出来上がりました。
優しいタッチと柔らかな色彩は、和にも洋にも現代の住宅のデザインにも良く映えます。
外で泳ぐ鯉のぼりを未来へ繋げるために
<3mセットのみの限定販売>
少子化や住宅事情により、鯉のぼりはどんどん小さくなり、外で泳ぐ鯉のぼり本来の姿が減っています。
空で優雅に泳ぐ鯉のぼりこそ、鯉のぼり本来の姿だと思っています。子どもの日に鯉のぼりが泳ぐ景色がなくならないように未来に繋いでく鯉のぼりを考える上で、現代の建築にも合う新しいデザインの鯉のぼりを模索することが今回のプロジェクトの目的です。
お家で外で泳ぐ鯉のぼりを見てほしいという思いから、今回は3mセットのみの限定販売となります。
新しいデザインを考える上で依頼したのが、染色家の三橋遵です。伝統的なろうけつ染め技法を用いながらも、平面のみならずインスタレーションや立体と幅広く展開され、繊細で優しい色彩感覚が、新しい鯉のぼりのデザインを作り上げることにぴったりだと考えました。
柔らかなカーブによる温もりのあるフォルムや、カラフルな色彩は、三橋遵の考案によるものです。
たくさんのデザイン画の中から組み合わせを考え、新しい鯉のぼりが出来上がりました。
柔らかな筆遣いや温もりのある色彩
三橋遵の作品の魅力である柔らかな筆遣いや温もりのある色彩を再現するにあたり、鯉のぼりで良く用いられる型染めは用いず、カラフルな色彩や色の濃淡を再現することを試みました。
力強く伝統的な型染めとは対照的な、豊かな色彩が魅力の鯉のぼりが出来上がりました。
こいのぼり制作風景 - 手から手へ -
三橋遵の作品の魅力のモダンでありながらも和を感じるモチーフや色遣いにより、伝統を踏まえながらも、モダンな鯉のぼりが出来上がりました。
優しいタッチと柔らかな色彩は、和にも洋にも現代の住宅のデザインにも良く映えます。
1954 京都生まれ
2020 京都市立芸術大学を退任
展覧会
1988 「アーキテクスチュア」スパイラル
1989 「京都の美術、昨日、きょう、明日』京都市美術館
「国際掌中新立体造形展」名古屋(1993,98)
「環太平洋からの眺望」アメリカ
「Restress Shadows」イギリス巡回
1993 「シガ・アニュアル`93」滋賀県立近代美術館
1994 「第4回国際テキスタイルコンペ京都」
「現代の染め」国立国際美術館
2000 「藻の記憶」リアス・アーク美術館/宮城
2005 「国際タピストリー・テキスタイルアート・トリエンナーレ」ベルギー
2007 「Japanese Suppleness」デンマーク
2008 「Cloth & Culture Now」イギリス
2010 「 織る・編む・ひろがるテキスタイルの形と色」 岡山県立美術館
2012 「collect2012」ロンドン(2013、2014、2015)
「SOFA」CHICAGO シカゴ
2014 「東京アートフェア」(2016、2017)
2015 「目の目、手の目、心の目」岡山県立美術館
2016 「The Box Project」アメリカ巡回
2017 「ESSENCE-IKI」デンマーク
2021 個展 ギャルリー正觀堂/京都
2022 個展 ギャラリー恵風/京都
受賞
1994 第4回国際テキスタイルコンペティション京都 ITF芸術賞
2009 第22回京都美術文化賞
2012 第31回京都府文化賞 功労賞