【お七夜】お祝い・内祝いマナー

【お七夜】お祝い・内祝いマナー

 
お祝いをいただいたら、どうすればいい?

赤ちゃんの誕生に際して、親族や友人からお祝いの品やメッセージをいただくことも多いもの。
ありがたい気持ちがある一方で、「どうお返しすればいい?」「内祝いって必要?」と迷う場面もあるかもしれません。

ここでは、お七夜のお祝いでの基本的なマナーと、お返し(内祝い)の考え方やおすすめの対応方法をご紹介します。感謝の気持ちを丁寧に伝えるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。




1. お七夜祝いで出産祝いをいただいたら

お祝いを受け取ったら、まずは「お礼の気持ち」をきちんと伝えることが何より大切です。

  • できるだけ早くお礼を伝える
     電話やメッセージ、メールなど形式にこだわらず、まずは感謝の言葉を伝えましょう。
     (例)「赤ちゃんの誕生を祝ってくださってありがとうございます。大切に使わせていただきます。」

  • 体調やタイミングに配慮しつつ
     出産直後はバタバタしている時期でもあるため、無理のない範囲で対応すれば大丈夫です。



2. 「内祝い」とは?その意味とタイミング


「内祝い」とは、もともとは“身内のお祝いを分かち合う”という意味。現在では「いただいたお祝いへのお返し」としての意味合いが一般的です。

  • 時期の目安:生後1か月頃(お宮参りのころ)を目安に贈るのが一般的です。

  • 金額の目安:いただいた金額や品の「半額〜3分の1程度」がよく選ばれます。

  • 贈る相手:個人で贈る場合が多いですが、夫婦連名・家族連名でもOKです。



3. 内祝いの品選び


形式にとらわれすぎず、「相手に喜んでもらえること」を意識するのが大切です。

  • お菓子やグルメギフト(焼き菓子、カタログギフトなど)は人気。

  • 赤ちゃんの名前入りの品(タオル、名入れお米など)も記念になります。

  • タオルや洗剤など実用品は、どんな方にも贈りやすい定番です。

※先方の家族構成や年齢に配慮すると、より心のこもった印象になります。



4. お七夜のお祝いで食事会を開く場合

お食事が内祝いの代わりになることも

お七夜にご家族や親しい方を招いてお食事会を開いた場合、
そのおもてなし自体が内祝い(お返し)にあたる、という考え方がよく用いられます。

とくにお祝いの品を持参されなかった場合や、親しい関係の方で「気を遣わなくていいよ」と言われていた場合には、丁寧なお食事と和やかな時間を一緒に過ごすことが、十分な感謝のかたちとされます。


お祝いをいただいた場合は、別途内祝いを

お食事会とは別に「出産祝い」や「現金・品物」をいただいた場合には、後日あらためて内祝いをお贈りするのが丁寧な対応です。

  • タイミング:お食事会から1〜2週間以内、生後1か月ごろまでに

  • 品物の例:お菓子やカタログギフト、名入れのタオルなど

  • のしの表書き:「内祝」または「出産内祝」、赤ちゃんの名前を記載


※「お食事会で十分なのに、かえって気を遣わせてしまうのでは?」と心配な場合は、
小ぶりな品物にメッセージカードを添えるなど、控えめながら心のこもった対応を意識するとよいでしょう。



5. のしとメッセージの書き方


内祝いには「のし」をつけるのが一般的です。

  • のし紙の表書き:「出産内祝」または「内祝」

  • 名前:赤ちゃんの名前(ふりがなを添えると親切)

  • メッセージカードを添えると、より気持ちが伝わります。


(例)「このたびは温かなお祝いをいただき、ありがとうございました。おかげさまで、母子ともに元気に過ごしております。」



5. お返ししないほうがよいケースは?


すべてのケースで必ず内祝いを贈る必要があるわけではありません。

  • ごく親しい間柄で「お返しは不要」と言われた場合

  • 職場などで“みんなから”まとめていただいた場合
     → まとめてお菓子を配るなど、軽めの対応でもOKです。

相手との関係性や気遣いの気持ちを大切にしながら、臨機応変に判断して構いません。



■おわりに
ありがとうの気持ちを、ていねいに伝える


内祝いは形式よりも、「ありがとう」をかたちにする機会です。
出産という大きな出来事を支えてくれたまわりの人たちに、感謝の想いをていねいに届けること。それが何より大切なマナーなのかもしれません。


 

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