第18番【霜降】(そうこう)

第18番【霜降】(そうこう)

二十四節気 第18番【霜降】(そうこう)



季節は晩秋。

秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できます。
初霜もこのころで、山は徐々に紅葉で彩られていきます。 

 



【寒露】の七十二候では下記のように表されています。


初候<霜始降(しもはじめてふる)>

山里などで草木や地面に霜が初めて降りるころ。

次候<霎時施(こさめときどきふる)>

この季節の霎(こさめ)は秋雨のようにしとしと降る雨ではなくサッと降って止む通り雨のような雨。「時雨(しぐれ)」と言われます。秋は雨が降るごとに気温が1度下がると言われるほど、季節が益々深まります。

 

末候<楓蔦黄(もみじつたきばむ)>

「楓(かえで)や蔦(つた)が黄葉する頃。

秋が深まり植物が高地や北国から次第に色づいていきます。
平地での紅葉シーズンはもう少し後。

 

赤や黄色、多彩な表情を魅せる紅葉。
「もみじ」は、もともとは「もみづ」と言われ、 色を揉み出すように染色したことが語源となっています。 葉の一枚一枚の豊かな色合いは、人の心を魅了します。
秋晴れ時には外に出て、美しい日本の秋をたしなんでリフレッシュしたいものですね。

次節は冬のはじまり。【立冬(りっとう)】を迎えます。
季節の変わり目となり、体調を崩しやすい時期でもあります。食欲の秋といわれるように自然の恵みをしっかり取り入れて、これから迎える冬に備えましょう。

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