一刀彫 さくら雛 十五人飾り

手仕事の息づく伝統の雛飾り

手仕事の美しさが息づく、伝統工芸の雛人形

伊予の伝統木彫「伊予一刀彫（南雲作）」が手がける、
十五人すべてが揃った最も格式高く、豪華な段飾り。

内裏雛を中心に、官女・五人囃子・随身・仕丁までが揃い、
桃の節句本来のかたちを大切に表現した、特別感あふれる雛飾りです。

一刀彫とは、木の美しさを生かしながら不要な線をそぎ落とし、シンプルで温かみのある造形を追求する技法です。そのため量産品とは一線を画す、木の質感と手仕事ならではの表情が魅力となっています。

十五人揃いだからこそ生まれる、圧倒的な華やぎ

十五人飾りは、雛人形の中でも完成形とされる、最上位のセット。

一体ずつ丁寧に彫り分けられた人形が段上に並ぶことで、お祝いの場に奥行きと物語が生まれ、ひと目で「特別」と感じられる存在感を放ちます。

節目の年にふさわしい、満足感と誇りを感じていただける豪華な構成です。

十五体すべてに宿る、伊予一刀彫の技

人形はすべて、熟練の職人が木を削り出し、彫りから彩色までを一体ずつ手作業で仕上げています。

十五体それぞれに異なる表情や所作があり、数が多いからこそ、一刀彫ならではの技術と手仕事の価値が際立ちます。

天然木の木目や色合いは一体ごとに異なり、世界にひとつだけの雛飾りとしてお楽しみいただけます。

【製造工程】

木彫り→彫り→彩色の順に作られ
最後に瞳を入れて南雲の木彫り人形は誕生します。

＜彫り＞
荒彫り、細部仕上げの二段階の作業を十数種類に及ぶ小刀、のみを使用して丁寧に彫り上げます。彫り上がった後、頭の部分を柔らかな局面に研磨します。

＜彩色＞
彩色の作業も下地塗、細部仕上げの二段階に沸け、二十数種類の筆をたくみに使い分け、細部まで丁寧に彩色していきます。
最後に瞳を入れて南雲の木彫り人形は誕生します。

桜咲く屏風と段飾りが描く、春の晴れ景色

屏風には満開の桜をあしらい、赤い段飾りとともに、春らしく華やかな雰囲気を演出。

十五人飾りならではの段構成が、空間全体を引き締め、桃の節句のしつらえをより印象深いものにします。

飾り台が収納箱になる、機能美のある設え

「紬 五人飾り」は、飾り台がそのまま収納箱になる設計です。
飾るときは上質な飾り台として、しまうときは人形をやさしく包む収納箱としてお使いいただけます。

人形・飾り台・付属品を一つの箱にまとめて収納できるため、省スペースで管理がしやすく、出し入れもスムーズ。毎年の節句準備や片付けの負担を軽減します。

コンパクトに収納できるので、マンションや限られた収納スペースのご家庭にもおすすめです。

一生に寄り添う、節目の贈り物として

十五人揃いの雛飾りは、お子さまの健やかな成長と幸せを願う特別な想いの象徴。

初節句はもちろん、「本当に良いものを贈りたい」という想いに応える、
記念性の高い雛人形です。