羽子板は母親の実家(祖父母)から贈るのが一般的とされています。 近年は結納をしない夫婦も増えていますが、昔の日本では、結婚には嫁ぎ先の家が結納金を、嫁ぐ家が嫁入り道具を用意するのが一般的な習わしでした。その為、羽子板以外にも、お宮参りの晴れ着や雛人形、鯉のぼりなど、子どもの成長をお祝いするお飾りのほとんどは嫁入り道具として扱われていたのです。 ◆時代の変化と共に◆ 近年では、核家族化やライフスタイルの変化が進み、しきたりにこだわりすぎず柔軟に考える親御さんが増えています。両家でお金を出し合うケースもあれば、男親側が用意することもありますし、両親に頼らず自らがお金を出して購入するケースもあります。