そろそろ雛祭り。
雛祭りの思い出は数多くあるものの、雛人形を販売している家業の影響か、3月3日の記憶は、雛人形(は常に身近にあるせいか)食べ物の思い出の方が多い。
【雛祭り=上巳の節句】は、私が小さい頃から「ちらし寿司」が定番の料理。
海老と椎茸、にんじん、蓮根、煮穴子、絹さや。
そして、錦糸卵はふんわりと。
昔は生物を添える事はなかったけれど、最近では贅沢にイクラなどを添えることもあり、食卓の華やかさは楽しいお祭りの更にワクワクさせてくれます。
今では、母が用意してくれていた料理を思い出しながら自分で作りますが、娘と一緒にインターネットの動画サイトを参考に、錦糸卵の出来栄えを競い合うようにもなりました。
愛しい我が子の雛祭りと思えば、ついつい気合が入り過ぎてしまいますが、
「色んな準備を一人でするのが大変」と聞く事があります。
だからこそ、私自身は、子どもの成長や状況に合わせて無理のないお祝いにしようと思っています。
準備が一人きりの苦行にならないよう、少し子どもが大きくなれば家族全員参加型がお勧め。みんなで日本文化に触れる機会にもなりますし、我が子の成長に感動する時間でもあります。
雛祭り=上巳の節句が、年十年か先の、また次の世代にも、
笑いに包まれる幸せな行事として受け継がれる事を願いつつ、
今年も娘の健やかな成長を祈りたいと思います。
我が家は、桃の花と雛人形を飾って準備万端です。
今年も3月3日が待ち遠しい。
(撮影・編集:近藤)