ちゃみさんちの台所《 こどもの日の三角ちまき 》

ちゃみさんちの台所《 こどもの日の三角ちまき 》


日頃から、できるだけ身体に良いものを取り入れたい。ハレの日も美味しくて身体に良いものでお祝いができたなら、どんなに素敵でしょう。“ちゃみさんちの台所”ではご自宅で発酵と点心のお料理教室をされているちゃみさんに『発酵×お祝い』をテーマにさまざまな季節のレシピを教えていただきます。今回はこどもの日にぴったりのちまきレシピを教わりました。イグサやタコ糸を使わない包み方の三角ちまきです♪



 
 
笹の葉は、一度湯通しして水気を拭いておく。乾燥剤などの匂いが気になる時のみでOK。
 


Aの上新粉ときび糖をボウルに入れ、混ぜます。やけどに注意して熱湯を注ぎます。菜箸でぐるぐる混ぜて、さわれるようになったら手で混ぜ、まとめます。
 

Bの白玉粉ときび糖をボウルに入れ、混ぜます。水を入れて手で混ぜ、まとめます。
 

Bのボウルの中に、Aをちぎって混ぜます。蒸すので生地は少しかためです。
 

手で転がして伸ばし、6等分にします。
 

手のひらで転がして丸めます。
 
 
笹の葉で包みます。包み方はイラストを参考にしてくださいね。
 

蒸篭にいれて、沸騰させてから中火で10分ほど蒸します。中の様子を見て、透明っぽくなっていたら完成です。
 

蒸篭がない場合は、100円ショップで販売している蒸し器でも代用できます。蒸し時間は目安です。ご家庭の調理器具によって蒸し時間が違うので調整してくださいね。
 

ふたを開けると笹の葉の香りの湯気が立ちのぼります。なんとも癒される瞬間!
 

蒸したてはほかほかで、優しい甘さと笹の葉の香りが口の中に広がります。つるん、もちっとした口当たりなのでぺろりと食べられます。イグサやタコ糸を使わない包み方のちまきだから、より手軽に作ることができるのも魅力。
 
笹の葉に生地がくっつくのが気になる方は、包む前に米油などの香りのない油をさらっと塗るとくっつきにくくなります。
 
 

甘さ控えめにしているので、みたらし団子風にたれをつけて食べても◎甘酒 大さじ2、醤油 小さじ2を混ぜ合わせるとあまじょっぱいたれができます。分量は味を見ながら調整してくださいね。砂糖を使用していない身体に優しいたれなので、安心して食べられます。
 

【 ちゃみさんからのヒトコト 】
上新粉はしっかりとしたお団子になるので、熱湯で糊化させて、舌触りの良いお団子にします。火傷に注意してくださいね。ご家族で端午の節句のお祝いに、作るのも食べるのも楽しんでくださいね。ちまきを作る事で、息子たちが幼かった頃を思い出しました。
 
ちまきには、子どもの健やかな成長を祈る気持ちと、魔除けの意味が込められています。中国では、ちまきは「忠誠心が高い象徴」として考えられており、忠義のある子に育つことを願い、こどもにちまきを食べさせました。

こどもの日、今年はちまきを手作りしてみませんか?子どもと粉をこねたり、お餅を丸めたりして一緒に作っても楽しそうですね。手作りの三角ちまきで楽しいこどもの日をお過ごしください♪


 
◆ 端午の節句の食べ物についてはこちらから ◆
季節をめぐる 立夏

 
◆ 今回撮影に使ったアイテム ◆

 【 陶の杜 】重梅花 中皿 萩焼
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