「お祝いのある暮らし」
季節のお祝いは、<暮らしを整え・季節を飾り・祝いを食す>ことで、人が成長していくことの喜び・生きていくことへの感謝をあらためて伝えること。お祝いを通して、今ある環境や暮らしを見直し、整えていくタイミングとして季節(自然)を敬い、改めて循環させていくこと。めぐる季節のひとつの節目に、お祝いと共に過ごす豊かさを家族で感じてみませんか。
5月5日「端午の節句」のお祝いをする
1.食事をつくること
端午の節句や桃の節句は、にっぽんのお祝いらしく<食事をメインにしたお祝い>だから、クリスマスやハロウィンとは違い、赤ちゃんからシニアまで、何歳でも一緒に楽しむことができる“余白”があると感じます。
そんな季節の節目の五月五日。
食べることの大好きな子ども達には、いつまでも「食べることは楽しいこと」として、「食」に興味を持ち続けてほしい。そんな思いから、本日は子ども達を中心に一緒に楽しめるメニューを考えました。
子ども達のはじめてのケーキ作りは、娘がトッピングを担当しました。
「やってくれる?」という声を心待ちにしたように、「やりたい!」ニコニコ笑顔で答えてくれます。
娘は今年小学校に入学したばかりの1年生。
幼稚園の頃とはちがい、自由に飾るというよりも「こうするんだよ」と教えると「なるほど!」と言って、丁寧に慎重に取り組みます。
天真爛漫な娘は、おしゃれもおしゃべりも、お人形遊びも大好き。お庭も元気いっぱいに駆け回って、軽やかにダンス!目まぐるしく変わる表情はキラキラしていて、娘との生活の中で私自身、気付かされることは本当に沢山あります。
2.子どもの好きなメニュー
子どもの「食」のこだわりの中で、茶色い食卓を避けがちなママも多いと思いますが、(かくいう私も、そのうちの一人。)けれど今日は、楽しいお祝いをテーマに、子ども達の好きな物ばかりを詰め込んだ食卓にしたいと思いました。
子ども達は、かわいいケーキと鯉のぼりオムライス。兜の春巻きに興味深々にワクワクウキウキ。そんな笑顔を見られてうれしいです。
五月五日は現代では、端午の節句としてよりも、子どもの日として迎えられる傾向が強い日本。それは歴史と共に、変化してきた文化のしらべのようなものでしょう。
【端午の節句】とは?
五節句の一つでもある「端午の節句」。節句は季節の変わり目に存在し、縁起の良い数字が重なることで逆に不吉な日・邪気が近づきやすいとされ、昔から神様に無病息災を祈念してお供えをする習わしがありました。
「端午」は、月初めの「午(うま)の日」という意味ですが、「午」と「五」の読み方が同じため、5月5日を「端午の節句」とし、奈良時代以降、5月5日が端午の節句として定着しました。明治時代になると五節句は廃止され、1948年に5月5日が「こどもの日」として制定れたことで、男女問わず子どもたちの幸福を願い、親にも感謝しようという意味を込めた国民の祝日になりました。
「端午」は、月初めの「午(うま)の日」という意味ですが、「午」と「五」の読み方が同じため、5月5日を「端午の節句」とし、奈良時代以降、5月5日が端午の節句として定着しました。明治時代になると五節句は廃止され、1948年に5月5日が「こどもの日」として制定れたことで、男女問わず子どもたちの幸福を願い、親にも感謝しようという意味を込めた国民の祝日になりました。
しかし、現在でも「端午の節句」は年中行事として、人々の心にしっかりと根づき、五月には鯉のぼりや兜を飾り、健やかな成長を祈りお祝いします。
「端午の節句」と「こどもの日」のいわれは違いますが、古くからの願いや伝統を享受しながら、子どもたちのこれまでの成長に感謝し、これからの成長と幸せを願う1日にしたいですね。
「端午の節句」・・・・男の子の健やかな成長を願う日
「こどもの日」・・・こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日とされています。
世界中で、「母に感謝する日」は5月の第2日曜日「母の日」として制定されています。そうして、今年も第2日曜日に記載されていました。日本では2週続きで母に「日頃の苦労を敬い、感謝の気持ちを表す日」として、母を敬ってくれるようです。
ただいま成長中の我が家の子どもたちは、今日も元気いっぱいに駆け回り、年を重ねるたびに賑やかになっていくように思います。
今年も特別な季節を過ごすことができそう。
▼この記事に掲載されたアイテム
灰原愛の五月人形「新樹の光」
“その瞬間”の愛おしさ・空気感を絶妙なエッセンスで切り取る唯一無二のフォトグラファー。不思議なほど身近に感じる表現力と懐かしいニュアンスはどこまでも優しく温かい。写真を見返すたびに「今あること」「今この時」がどれほど大切かを、あらためて“生活の中に”スポットを当ててくれ、日常を幸せに迎えるためのメソットをそっと教えてくれる写真に出会えます。
@chihi_film
「お祝いのある暮らし vol.2(端午の節句編)」