お正月飾りを飾っている期間は
12月13日~1月15日
(正月事始め~小正月)
日本の風習に、毎年12月13日には、新年の歳神さまを迎える準備を始める『正月事始め(おしょうがつごとはじめ)』として、雑節で決められています。
お正月準備と言えば、門松やしめ縄を用意したり、煤払いやお節の準備をしたりすること。その中に羽子板や破魔弓などの正月飾りを飾ることも含まれています。そして、1月15日の小正月(こしょうがつ)までの約1ヵ月間、お正月の厄から守るという意味で飾るのが良いとされます。
◆雛人形や五月飾りと一緒に飾る正月飾り◆
地域やご家庭によって、雛人形や五月飾りの時期にお正月飾を一緒に飾るご家庭もあります。
そうなると、半月も経たない2月の初頭には、雛人形を飾ることになります。
そうした場合も、小正月には一度羽子板をしまい、雛人形を飾るタイミングで再度飾るのが良いと思います。
基本的に、季節のものを飾りっぱなしにするのは良くないとされていますが、縁起物ですので一年中飾りっぱなしにしても問題はないと言われています。
しかし、一年中飾るという意味ではない場合は、やはり季節の節目に合わせて、そのつど飾ったり、片づけたりすることが本来の「お節句」では望ましいと思います。
その時期の習わしや節句の本質は、その季節の生活を整えること・生活を切り替えていくことを軸に考えられています。その時々の季節や文化を感じながら、あらためて家族や自分自身の身体を気遣ったり、生活を見直すタイミングとして、季節を過ごしていただけたらと思います。